「クリニック」初診リピート率を高める空間設計とは?
初診リピート率を高める空間設計とは?
みなさんこんにちは!
新居浜・松山・今治・西条・四国中央などの愛媛県内での実績多数!
クリニック設計・施工専門店のクリニック建築ラボです。
「初診の患者さんがなかなか再来してくれない…」
これは多くのクリニック経営者が抱えるお悩みのひとつです。医療の質やスタッフの対応ももちろん大切ですが、実は“空間設計”が患者のリピート率に大きく影響することをご存知でしょうか?
本コラムでは、「初診リピート率を高める空間設計」のポイントについて、建築・内装の視点から解説します。
1. 第一印象で安心感を与える「外観とアプローチ」
患者が最初に目にするのは外観と入口まわりです。ここでの印象が、その後の診療体験に大きく影響します。
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清潔感のあるファサード(外観)
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植栽やサインなど自然素材の取り入れ
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雨の日でも安心な庇やスロープの整備
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駐車場からのアクセスのしやすさ
特に新居浜や松山では、車移動の患者が多いため、動線とサイン計画がリピートに直結します。
2. 「受付〜待合室」での安心設計
受付と待合室は、患者が診療を待つ時間の多くを過ごす場所です。ここで快適に過ごせるかどうかが、再来の意志に影響します。
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明るく、声をかけやすい受付カウンター
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プライバシーに配慮した対応スペース(パーティション等)
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ゆとりのある待合スペースと座席の配置
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雑誌、書籍、キッズスペースなどの“居心地の演出”
また、天井の高さや照明の色温度なども、居心地に大きく関わります。温かみのある照明や、自然光を取り入れる設計が効果的です。
3. ストレスのない「動線」と「案内表示」
初めて来院する患者にとって、施設内の動きやすさは非常に大切です。
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迷いにくい動線設計(案内板・床サインなど)
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車椅子やベビーカーでも移動しやすい設計
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トイレや診察室への明快な誘導
これらは、患者が「安心して通えるクリニック」と感じるための基本であり、特に高齢者や子ども連れの家族にとっては大きな安心材料になります。
4. 記憶に残る「ちょっとした工夫」
リピートを促すには、「居心地が良かった」「感じが良かった」といったポジティブな体験の記憶を残すことが大切です。
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香り(アロマディフューザー)によるリラックス効果
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季節の花やアート作品の展示
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地元の情報を発信する掲示コーナー
こういった“おもてなしの演出”が、「ここは他とは違う」と感じさせ、次回来院への動機につながります。
5. スタッフの動きやすさ=患者サービスの質
見落とされがちですが、スタッフがスムーズに働ける動線や裏方の配置も、患者満足度に影響します。
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バックヤード動線と受付・診察室との連携
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スタッフ休憩室の快適さ(働きやすさ→笑顔の接客)
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清掃・補充がしやすいトイレや水回りの設計
スタッフの対応がスムーズで、かつ親切であれば、それだけで患者さんの信頼感が高まり、リピート率も上がります。
まとめ
「医療の質が良ければ、また来てくれるはず」
そう考えがちですが、実際には“空間そのものが患者の印象を左右”しています。建築設計の工夫によって、初診の患者さんに「また来たい」と思ってもらえるクリニックづくりが可能です。
クリニック建築ラボでは、新居浜・松山・今治を中心に、患者に選ばれるクリニック空間の設計をご提案しています。
空間からリピート率を高めたい方、ぜひ一度ご相談ください!